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積水ハウス株式会社 第1期寄附講座

2017~2021年度

健やか住環境創造のためのシックハウス症候群対策研究部門

積水ハウス株式会社 第2期寄附講座

2022~2027年度

環境改善型予防医学に基づく、ゼロ次予防住宅の創造研究部門

低化学物質 実験住宅棟の建設、年間測定

⼤学のキャンパス内に化学物質濃度以外の室内環境を可能な限り同じにした実験住宅棟を2 棟(1棟は限りなく化学物質濃度を低減させた仕様、もう1棟は通常の在来工法)建設していただきました。年間を通した化学物質濃度測定を実施しました。

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短期滞在実験①:予防
低化学物質空間でシックハウス症候群リスク低減の可能性

建設された2 棟の実験棟に実際に90分滞在してもらい、症状を経験するかの実験を⾏いました。夏に⾏われた2 年間で実験に参加した141 ⼈のデータを解析に⽤いました。化学物質濃度が⾼い空間に⼊ると「約6.89 倍」、アレルギー等の既往歴があると「約5.73 倍」シックハウス症状(粘膜の刺激や頭痛等)を経験する可能性ある事が⽰唆されました。

Suzuki, Norimichi, et al. "Association between sum of volatile organic compounds and occurrence of building-related symptoms in humans: A study in real full-scale laboratory houses." Science of The Total Environment (2020): 141635.

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短期滞在実験②:増進
低化学物質空間で健康増進効果の可能性

計169名を対象とした脳波測定実験によって、化学物質濃度が極めて低い室内環境では休息時のリラックス状態を向上させる効果があることを実証しました。この結果により、化学物質の濃度を低減させることは、シックハウス症候群)のリスク低減だけでなく休息時のリラックス効果を高める可能性が明らかになりました。

Nakayama, Y., Suzuki, N., Nakaoka, H., Tsumura, K., Takaguchi, K., Takaya, K., ... & Mori, C. (2021). Assessment of personal relaxation in indoor-air environments: study in real full-scale laboratory houses. International Journal of Environmental Research and Public Health, 18(19), 10246.

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3泊4日 宿泊実験①:生活環境下における室内空気質の変動を測定・記録し、活動との関連を調査
*共同研究中の為、詳細内容はリリースまでお待ちください。

実験参加者はいつも住んでいる自宅で何かしらのシックハウス症状を経験したことのある延べ、20名の夫婦・パートナーが参加した。滞在中(起床時、昼、就寝前)の計90回/人MM040による症状チェックを行った。

【調査項目】

1.室内空気中化学物質濃度測定(サンプリング・TVOCリアルモニタ)

実験参加者が実証実験棟滞在期間中に実証実験住宅棟室内および外気の空気中の揮発性有機化合物(VOC), アルデヒド類, 準揮発性有機化合物(SVOC)粒子状物質(PM)等の化学物質測定を行う

2.分析(千葉大学予防医学センター分析室)

3.環境測定 (温湿度、換気回数、CO2、照度、騒音、臭気、その他)(環境センサ)

4.実証実験加者への口頭、書面による説明と同意書取得

5.個人シートによる個人属性調査

6.健康チェック:参加者の体温・血圧測定 (滞在前・滞在中)

7.滞在評価試験

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3泊4日 宿泊実験②:室内環境と感情の関連を解析する分析モデルの実施導入
​13種類の環境センサを活用し83%以上の精度で環境データのみで感情の推定が可能

*共同研究中の為、詳細内容はリリースまでお待ちください。

01_活動量から感情を解析するエンジンの導入

02_感情データと環境データを紐づけるアルゴリズム(深層学習)

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ゼロ次予防住宅の創造研究

2022年より、積水ハウス株式会社様に第2期寄附講座を設置していただきました。住環境・生活スタイルと健康に関する、疫学調査が実施されます。

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積水ハウス

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株式会社ダスキン 共同研究

小学校教室内の環境測定および、お掃除プグラム介入による児童の健康影響

自宅での掃除道具はより発展を見せているが、小学校での掃除道具に大きな変化はありません。既存の掃除道具や掃除方法では、正しくホコリを除去できてない可能性があり、さらには、空気中に舞い上げたホコリを吸い込むことで児童の健康を害している可能性があります。アレルギー疾患の発生・増悪予防の為には、早急に正しいお掃除道具と掃除方法の介入による、教室内の環境改善および児童の健康影響・行動変容の検証を行う必要があります。

 

この研究では

1)お掃除プログラムを介入させる。2)教室の室内環境改善と児童への健康影響*2・学習意欲*3の変容の関連を検証しています。

*2本研究で定義する健康影響とは、児童のアレルギー発生・増悪予防、アレルギー以外の教室内での様々な症状・メンタルヘルスを指す。
*3本研究で定義する学習意欲とは、「学習への同期を選択して、それを実現しようとする欲求・意思」と定義し、主に「自律的学習行動」、「積極的関与行動」、「授業に関する自我関与」、「学習効率感」を指す。

 

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疫学調査を基盤とした、ダスト中の化学物が母子の健康に与える影響評価

ハウスダスト内に含まれる半揮発性有機化合物(SVOCs)に着目しています。SVOCは可塑剤、難燃剤などの添加剤として建設およびインテリアデザイン材料(床材、塗料、壁紙)、プラスチック製品や電子機器などの様々な日用品に使用され、室内環境中に偏在しています。

本研究では、妊娠中(妊婦)の自宅のホコリをダスキンモップを用いて1か月採取してもらい、ホコリ中のPhthalateやOPFRsの曝露と子どものアレルギーや喘息、湿疹のような疾患との関連を調査します。

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ダスキン

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疫学調査用 環境センサ開発(特許出願中:)

既存の環境センサは各種環境センサ(データロガー)装置で個別に測定・記録している。アプリケーションの操作性などに課題があるなどの問題があります。疫学調査や滞在実験の環境測定のノウハウを基に、人の健康に寄与する室内の様々な環境をセンシング・バンキングシステムの開発を行っています。

・ 利用者に違和感なく環境データを中長期的に収集できる「DX化したシステム」
・ 研究者と被験者のUIに優れた操作性(簡易で正確なデータ取得、効率的なデータ解析)

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環境センサ

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胎児期に始まる子どもの健康と発達に関する調査:出生コホート調査(2nd C-mach)~住宅の環境調査~

2021年8月に“新規母子コホート調査”が立ち上がりました。本研究は妊娠期から出産後の幼少期さらには、その後の数年間において継続的に住宅環境中の様々な化学物質を測定する事で《母親》と生まれてくる《幼児/子ども》の様々な健康《疾患リスク》に影響する 環境因子の特定を強化します。

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妊娠初期 手順書 (PDF 3540KB)
疫学調査

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赤ちゃんベッドのアレルゲン調査

​この調査では、離乳食前の赤ちゃんのまわりにどのようなアレルゲンが、どれくらい存在するのかを調べる事、そしてそれらが今後の赤ちゃんのアレルギー発症とどのような関係があるんかを調べる調査です。アレルゲン(抗原)とはアレルギーの原因となる物質で、食物、ダニ、花粉などが代表的な物です。アレルギー症状はこのアレルゲンが身体にはいると、異物とみなされて排除しようとうする免疫機能がはたらき引き起こされるものです。

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アレルゲン

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千葉大学教育学部 附属小学校 共同

児童&保護者を対象とした 住環境疫学調査

千葉大学の教育学部附属小の児童とその保護者を対象にした疫学調査を実施しています。自宅の様々な環境(温湿度・化学物質・ダスト)を測定し生活スタイルと合わせて様々な健康(児のアレルギーやメンタルヘルス)との関連を研究しています。調査は2021年10月から開始され、現在も継続実施中です。

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小学校教室の環境測定

教室内のCO2濃度測定、換気状況や化学物質濃度の年間測定を実施しています。サーキュレーターの設置位置や必要に応じて換気扇の設置場所の提案を行っています。2021年に実施した調査の結果、普通教室にサーキュレーターを導入し、音楽室では換気量が大きく不足したため、換気扇を設置しました。

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附属小コホート
教室環境調査

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サンスター技研株式会社 共同研究

光触媒デバイスによる空気浄化性能の実証評価

化学物質を抑えた健康居住空間の実現を目的とした光触媒デバイスによる空気浄化性能の実証評価を住宅実験棟で行っています。滞在実験と合わせ、においの評価実験も行っています。

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光触媒デバイス

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ダスト中アレルゲン一斉分析法の開発

ダストに含まれるアレルゲンの一斉分析法を開発

LC-QToFMSを用いてダニ、花粉、動物、真菌および食品などの生活環境からの曝露が懸念されるハウスダスト中アレルゲンの分析法を確立する。分析法は、先行研究の食品中アレルゲンの一斉分析法を基にハウスダストに最適化した分析手法の確立を目指します。

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ダストに含まれるアレルゲンの一斉分析法を開発

コホート調査で得られた環境試料、生体試料・アンケートのデータを用いて、室内環境中アレルゲンや化学物質の複合曝露とアレルギー症状との関連を明らかする事を目的としています。

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アレルゲン一斉分析

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住環境データと生体データのセンシング/バンキング

環境と生理を紐づける深層階層分析を行っています。千葉大学統合情報センター小室先生開発の環境センサを用い実験を共同しました。滞在実験棟を用いた、3泊4日の中期滞在実験で室内環境と感情との関係について実験しました。

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環境/生体センシング
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